不動産売却は大手が良いか地域密着型か。
目次
- ○ 大手不動産会社のメリット・デメリット
- ○ 地元不動産会社のメリット・デメリット
- ○ 一番適した不動産会社を選ぶためには比較が大事
- ○ 良い不動産会社を見極めるポイントとは?
- ○ 不動産を購入する際の不動産会社の選び方は?
- ○ まとめ
大手不動産会社のメリット・デメリット
【メリット】
・大手不動産会社同士のネットワークがある
・全国にチェーン展開していることが多い
・広告に対する予算が高い
【デメリット】
・価格よりも売却期間を優先される傾向にある
・地域特性の把握は地元不動産会社に劣る
・限定した地域で物件を探している人が少ない
大手の不動産会社はネットワークの広さが最大の武器と言えます。Webサイトなど広告にかける予算もそれなりに確保されているため、より多くの方に売却の情報を公開することが出来るという特徴があります。
ただし、地域の特徴や特性の理解度やその地域で物件が欲しいという限定された地域の不動産を検討している人に絞り込んでの販売となると、地元不動産会社よりもやや劣る可能性があります。
地元不動産会社のメリット・デメリット
【メリット】
・地域の特性を理解している
・その地域の取引データなどに強い
・査定の制度が高い
・限定した地域で物件を求めている人が来る
【デメリット】
・広範囲での情報量は大手に劣る
・地域限定で全国対応していない
地元密着型の不動産会社の強みは「その地域に関すること」については大手よりも詳しく把握しているという点です。広く買主を募集したいという場合には、ネットワークの広さから大手の方が良いと言えますが、この地域で物件を探している人を見つけることが出来るという点では比較的スムーズに売却が進む可能性があります。
一番適した不動産会社を選ぶためには比較が大事
売主の方にとって一番適した不動産会社を選ぶためには、複数社に査定を依頼し比較することが大切です。
この際に、大手不動産会社と地域密着型不動産会社のいずれにも査定を依頼してみると良いでしょう。
インターネットを活用した一括査定サイトなどもありますので、そちらを使ってみるということもひとつの方法です。しかし、地域密着型の場合一括査定サイトで表示されない可能性もありますので、いくつか近くの不動産会社などにも直接依頼してみると良いでしょう。
良い不動産会社を見極めるポイントとは?
査定を依頼した不動産会社の中から良い不動産会社を選ぶには査定額で判断しても良いのでしょうか?
実は査定額が高いからという理由だけで不動産会社を選ぶことはリスクが高いです。査定額だけではなく、以下のポイントから良い不動産会社を見極めていきましょう。
①不動産会社の強みを理解しておく
不動産会社と一言で言っても、その業務には大きくわけて3つの業務があります。
不動産会社の業務
不動産の売却を検討している場合には売買仲介に力を入れている不動産会社に依頼した方が良いでしょう。
売買仲介に関しては大手不動産会社でも地域密着型不動産会社でも扱っているところが多いと思いますが、ご自身が売却を予定している不動産と同じエリアで同じような物件の売買実績が多い不動産会社を選ぶようにしましょう。
②営業担当者を「良い人」と感じるかどうか
売却の仲介を依頼する相手は不動産会社ですが、実際の売却活動や売主とのやり取りは営業担当者が行います。
もし、営業担当者が販売戦略などを一方的に押し付けて、売主の話に耳を貸さないようなタイプならば、その会社に依頼することは止めておいた方が良いでしょう。
営業担当者はその不動産会社のタイプを反映しています。売主側の意見にもしっかりと耳を傾け、どのようにしたら良いかを一緒に考えてくれるような営業担当者がいる不動産会社に依頼しましょう。
③依頼した査定の根拠が明確になっている
不動産を売却する場合、事前に査定額を算出してもらうことが一般的です。この際に、査定額を算出した根拠をきちんと説明してくれる不動産会社が良い不動産会社と言えます。
他社よりも高い査定額にすれば依頼してもらえる! と考え、実際の査定額よりも高い査定額を算出してくる不動産会社もいます。
査定額=売却代金とはなりませんが、査定額は売却代金を決める際の目安にとしても重要です。出来るだけ正しい査定額を提示してくれる不動産会社に依頼するようにしましょう。
不動産を購入する際の不動産会社の選び方は?
最後に、不動産を購入する際の不動産会社の選び方について簡単にご紹介しておきます。
実は、基本的には売却時にお願いしたい不動産会社の選び方と大きな差はありません。購入希望者の意見にしっかりと耳を傾けて、親身になって物件を探してくれる営業担当者がいる不動産会社を選びましょう。
大手か地元かの違いは、探している物件の状況によって異なります。
地域にこだわりがなく、とにかく物件を見たいという方はネットワークの広い大手の不動産会社を選択しましょう。反対に「この地域で物件が欲しい」など購入したい物件の希望エリアが決まっている場合には、地元に精通している地域密着型の不動産会社がお勧めです。
まとめ
不動産の売却・購入で仲介を依頼する不動産会社は、ご自身の希望条件によっては大手か地域密着型かの違いが生じる可能性がありますが、大手か地域密着型かというよりも、営業担当者が良い人間かどうかという点の方がポイントになると覚えておきましょう。
売却を検討している場合には、複数社に査定を依頼し、査定額と同時にそれぞれの担当者の特徴なども比較するようにしましょう。
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