不動産売却にベストなタイミングとは
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不動産売却を見極める基準とは
売却を検討中のお客様から「売却の時期としては何月が一番売れやすいですか?」とご質問頂くことが多くあります。
確かに2~3月や9~10月は就職、転勤、お子様の入学といったお勤め先や学校を移ることにより、買主様の数や販売物件が増えるイメージがありますが実際はどのような動きとなるのでしょうか?
不動産売却のタイミングを築年数からみた場合
戸建やマンションの価格は築年数によっても大きく左右されます。築年数が浅いと「比較的きれい」「傷や劣化が少ない」「付帯設備が新しい」というイメージをもって頂きやすく、古い物件に比べて、見学希望のお客様が増える傾向にあります。
例えば、築後5年以内の物件であれば設備や内装の劣化が少なく、新築に近い状態という印象を与え、物件によっては新築購入時とほぼ同じ価格で成約することもあります。
また、 築後10~15年となると、給湯器、ガスコンロ等の水まわり設備等に故障が発生しやすくなり、所々で修理が必要となる時期に差し掛かります。
そのため、修理費用が必要となる前に売りに出そうという売主様もいらっしゃいますので、築10~15年は一つの節目の時期と言えるでしょう。
不動産売却のタイミングを時期からみた場合
一年の中で最も売れやすい時期と言われている2~3月に販売開始時期を合わせたからといって早く、高く売れるとは限りません。
売却開始を先延ばしにしていたら競合する売り物件が多く出てしまったり、経済情勢が悪化したりという状況になることもあり得ます。
また、引渡しを3月末とする条件で販売した場合でも購入希望顧客がリフォームを実施する場合、入居が可能となるのは4~5月となります。「〇月に売り出すと高く売れる」という、毎年決まった時期や要因は無く「タイミング」や「運」「縁」にも左右されるという印象です。
不動産売却のタイミング【まとめ】
自宅の引渡し時期を数か月先に設定し、早めに販売スタートをした場合でも、購入希望者から「引渡し時期を早めてくれれば買いたい」と相談が入る場合もあります。
販売開始時期を無理に早めたり遅らせたりしても、良い条件で売れるという保証は無いためご自身の住み替えがスムーズになる様なタイミングで売却をスタートしてみてはいかがでしょうか?